Google Apps Script(以下、GAS)は、Googleが提供するスクリプト言語であり、スプレッドシートやGmail等、Googleのさまざまなサービスと連携してタスクの自動化やカスタマイズを可能にします。
本記事では、GASの概要、活用事例、メリットとデメリットについて解説します。
GASの理解と活用により、ビジネスプロセスの効率化や生産性の向上が期待できます。
Google Apps Scriptとは
Google Apps Script(GAS)は、JavaScriptを基にしたスクリプト言語であり、Googleのさまざまなサービスと連携して自動化や拡張機能の開発を行うためのプラットフォームです。
GASはクラウドベースで動作し、ウェブブラウザ上でスクリプトの作成や実行が可能です。
GASを利用することで、Googleサービスに独自の機能を追加したり、タスクの自動化を行ったりすることができます。
以下はGASの公式ページです。
Google Apps Scriptの活用事例
Google Apps Scriptの活用事例としては、以下のようなものがあります。
スプレッドシートの名簿に差し込みメールを一斉送信
GASを使って、スプレッドシートの名簿に差し込みメールを一斉送信することができます。
以下のページでその方法について解説しています。
スプレッドシートへの書き込み・データ集計の自動化
GASを使ってスプレッドシートに値を書き込んだり、データを自動で集計したりすることができます。
スプレッドシートに値を書き込む方法については以下のページで解説しています。
Googleフォームの拡張
GASを使用して、Googleフォームの機能を拡張することができます。
以下はGoogleフォームのプルダウンリストに今日の日付から30日分の選択肢を用意するスクリプトについて解説しています。
GoogleフォームとGoogleカレンダーの連携
以下ではGoogleフォームの回答をGoogleカレンダーに反映する方法について解説しています。
Webアプリの開発
GASを使用して、Webアプリを開発することもできます。
以下のシリーズではGASとHTMLで発注フォームを作る方法について解説しています。
Google Apps Scriptのメリットとデメリット
Google Apps Scriptのメリットとデメリットを以下にまとめました。
メリット
- 無料で使用できる
- 数あるプログラミング言語の中でも比較的習得が簡単
- さまざまなGoogle Workspaceアプリケーションを拡張できる
デメリット
- 1回の実行が6分(または30分)までという制約がある
- 習得が簡単とはいえ、使いこなすにはある程度のプログラミング知識が必要
- VBAなど、他のプログラミング言語に比べると実行速度が遅い
GASは、Google Workspace アプリケーションを拡張するための強力なツールです。
無料で使用でき、習得が簡単で、さまざまなGoogle Workspaceアプリケーションの機能を拡張できます。
ただし、VBAなどその他のプログラミング言語と比較すると、実行速度などの点においてパフォーマンスが低い場合があります。
また、習得が簡単とは言え、複雑なスクリプトを作成するには、ある程度のプログラミング知識(JavaScriptの知識)が必要です。
1回の実行が6分(有料アカウントの場合は30分)までという制約などもあります。
※当ブログではそのようなGASの弱点を克服するための裏技的な使い方を解説したりしています。
まとめ
Google Apps Scriptは、ビジネスプロセスの効率化やタスクの自動化に役立つ強力なツールです。
GASの基礎知識と使い方を把握することで、Googleサービスに独自の機能を追加したり、作業の効率を向上させたりすることが可能です。
さまざまな活用事例を通じて、GASの潜在能力を探り、ビジネスの成果を最大化しましょう。
Google Apps Scriptの学習リソースを活用しながら、自身のニーズに合ったGASの活用方法を見つけてください。
GASおじさんはGASのエキスパートです。当ブログやYoutubeでGASの入門講座を展開していますので、GASを習得したい人は当ブログのブックマーク、およびYoutubeのチャンネル登録をお願いします!
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